イランイラン(Ylang Ylang)(2012.8.12)

タガログ語で、“花の中の花”という意味を持つ名前です。
あのエキゾチックな甘い香りは、早朝、人の手で摘み取られます。


高知県立牧野植物園にて撮影
香水の原料となる・・・イランイラン。バンレイシ科です。
コモロ諸島やマダガスカル島、フィリピン、スマトラなどで生産されており、
中でも、マダガスカルの北部に浮かぶノシ・べ島は、別名を「香水の島」と呼ばれ、
イランイランが香る島だといわれています。自生の木では、15〜20mもの高木にり、
零れんばかりに花を咲かせるそうですが、菜園では、人の手で摘めるように、
枝を下向きに整枝しているそう

インドネシアでは、
新婚カップルの夜をともにするベッドの上に、この花が撒き散らしてあるそうです。
なんてロマンチックなのでしょう・・・

精油・イランイランのお話

精油 主要含有成分表   KENSO提供
セスキテルペン炭化水素類(ー)ゲルマクレンD 15-30%
α−ファルネン 3-20%
セスキテルペン炭化水素類(+)β−カリオフィレン 5-15%
δ-カジネン、α−ヒュムレン
エステル類酢酸ゲラニル 2-15%
安息香酸ベンジル 5-10%
酢酸ベンジル、酢酸ファルネシル
サリチル酸ベンジル
モノテルペンアルコール類リナロール 1-15%
フェノールメチルエーテル類パラメチルアニソール tr.-5%
アロマセラピー的には、抗鬱・鎮静作用や血圧を下げる作用があります。
高ぶった気持ちを抑え、リラックスさせる効果。催淫作用も見逃せません。
用法・用量を守って使用すれば、禁忌はなしです。
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芳香成分類の主な作用と芳香分子の固有作用について
今までに発見されている、芳香成分がもたらす人体への影響は、下記を参考にしてください
セスキテルペン炭化水素類(ー)・鎮静作用 3+
・抗炎症作用 3+
固有作用

セスキテルペン炭化水素類(+)・強壮作用 3+
・刺激作用 3+
エステル類・鎮痙攣作用 3+
・神経バランス回復作用 3+
・鎮静作用 3+
・鎮痛作用 3+
・抗炎症作用 3+
・血圧低下作用 3+
固有作用

・酢酸ベンジル
   (抗疼痛作用、鎮静作用、β-エンドルフィン作用)

モノテルペンアルコール類・抗菌作用 3+
・抗ウィルス作用 3+
・抗真菌作用 3+
・免疫調整作用 3+
・神経強壮作用 2+
・抗寄生虫作用 +
固有作用

・リナロール
   (鎮静作用、血圧降下作用、抗不安作用)

フェノールメチルエーテルル類 ・鎮痙攣作用 4+
・鎮痛作用 3+
・抗炎症作用 2+
・抗真菌作用 2+
・抗ウィルス作用 2+
・抗菌作用 2+
NRAD JAPAN 編集:ケモタイプ精油事典より引用

2018年7月・・・とうとう、通販で購入してしまいました。
ワクワクしながら鉢植えにし、寝室へ置いてみました。
されど、、、、夜間に香る筈なのですが、全く香りがありません。
どうしたのでしょうか。
日本で強制的に作られて、本来の生き方ができないのかもしれません。
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